
死は突然やってきます
義母の突然の死

2013年1月10日、義母は突然亡くなりました。
前日の義母は特別だった
前日に義母の病院に行っていました。精神科に入院して3か月半、病室の義母を見舞う時、重い認知症のため笑顔の母の顔を見ることは少なかったのですが、その日の義母は終始笑顔でした。目を見て笑顔で頷いてくれて、握手もしました。光が当たっているように輝いていた笑顔がわたしの脳裏には焼き付いています。

点滴が難しくなったので医師に中心静脈栄養をすすめられていて、その日はその説明を受けることも目的でした。CVポートの処置をすすめてもらうようにお願いしました。その後その処置をされたようです。そのことが関係したのか…。
翌日の午後3時、危篤ではなく、息をひきとったという連絡が入りました。
県内に住んでいる義弟が病院に駆けつけてくれました。私も夫も仕事先で知らせを受けたため、駆け付けることはせず、家に帰って喪服など葬儀の用意をして車で岡山に向かうことにしました。
亡くなってすぐにご遺体を引きとらなければならない現実

病院に着いた義弟より、「ご遺体をすぐに引き取るように言われた」と連絡が入りました。葬儀等に関しての知識は何一つ持ち合わせていませんでした。亡くなって数時間後にご遺体を引き取らなければならないという現実に驚きました。(午後3時の逝去だったので余計に急がされたのだと思います)
岡山は私の地元でもあり、祖父母の葬式を父があげていた葬儀社が義母の家の近くだったので、夫がその葬儀社に搬送の依頼を電話でしました。義弟がご遺体の搬送に立ち会ってくれました。
夜遅くに義母宅に着きました。義弟がご遺体に付き添ってくれていました。
ご遺体の搬送のお願いが葬儀社への葬儀の依頼に
ご遺体の搬送依頼=葬儀を依頼 に勝手に置き換わっていた印象でした。
後で調べると、ご遺体の搬送をお願いしても、葬儀前に他社で見積もりをとって他社に葬儀を依頼し、ご遺体の搬送の会社には、その分だけの費用の支払いですますこともできるようです。
でも、大切な家族の死で困惑・憔悴しているところに、そんな余裕はありません。
葬儀社の言うがまま、葬儀社主導の契約になってしまった
翌日の朝、葬儀社の方が訪れて、葬儀の契約となりました。11日の通夜、12日の葬儀に決定。奇しくも12日は義母の誕生日でした。

費用をできるだけ抑えた家族葬を希望しました。しかし何を言っても、葬儀社の営業マンのペースに押し切られました。「これは要りません」と言っても、「このお得なパックプランがおすすめなんです」という一言しか返ってきません。単品の高額な価格を見せては、「このパックの方がお得なんです」。
もう根負け状態で、必要でないものも沢山含まれた葬式パックプラン契約になりました。(要らなかったもの:湯灌・ラストメイク、写真から作成されたメモリアルムービーなど)
担当の方は、口先だけの営業マンという感じの方でした。饒舌に話し続けられます。葬儀社が営業をバリバリしかけてくることに、わたしは大変嫌悪感を抱きました。
菩提寺から片道2時間くらいかかり、お坊さんはご高齢だったので、葬儀の日だけ来ていただくつもりでした。こちらの費用はお寺さんとの話なので、葬儀社には関係ありません。
通夜に対しての後悔

お通夜の始まりは、午後7時の遅い時間を指定されました。日帰りで来てくれる親族もいたので、もっと早い時間にして欲しいとお願いしましたが、空いていないと。はやめに部屋に入ることもできないようなことも言われました。
親族には遅くて申し訳ないと思いつつ、指定された時刻を連絡しました。
当日、他の利用者はいなくて、通夜の部屋にはやくから入ることが出来ました。「午後7時指定」は何だったのか?
通夜はお坊さんがいなくても、読経のテープを使用して進行できますと仰ったので、通夜の進行は係の方がしてくださるとばかり思っていました。料理は運ばれてきても、誰も進行してくれません。

時間だけが過ぎていくので係の方にたずねると、司会者はいないようでした。読経のカセットは?と聞くと、驚いたように「要りますか?」と言って、どこかに取りに行って、みんなの見える所に、カセットテープレコーダーをドーンと置いて、スイッチを押されました。とても興ざめというか白けた読経タイムが過ぎていきました。
正直、読経のテープは要らなかったと思います。内輪の家族葬なので親族でお話をするだけで十分でした。営業マンが読経テープと言われたので、無知なわたしはそれがポピュラーなのかと思ってしまいました。
お坊さんの仲介をするつもりだったのかもと思います。読経テープを流すというと、常識人はそれを断ってお坊さんの手配を依頼してくるのか?それでお坊さんの都合の良い、遅い通夜の開始時間を指定されていたのかもしれません。
でも私が読経テープの話にのってしまったので、営業マンの話の辻褄があわなくなって、そのまま放置されたのかも。他にも言っていたことと実際は違うじゃないか案件がいろいろとありました。
日常で営業マンがこのような失態をすることは許せないことだと思いますが、故人のために葬儀を執り行うという非日常の中では、何もかも目をつぶらなければなりませんでした。
葬儀に対して何の知識も常識もっていない上、葬儀社から見れば他府県からご遺体の搬送をお願いするよそ者です。「葬儀社主導」の流れにのみこまれて、後悔がたくさん残る葬儀になりました。
ひとつだけ良かったこと

ひとつだけ良かったことは、葬儀の返礼品に、ちょっと値の張るバスタオルをすすめられたことでした。葬儀会場は義母の家から車で5分ぐらいの所でした。町内の方がたくさん来てくださって、用意していた数が全然足りなくて、挨拶状を追加で印刷しました。

散歩途中の義母と顔見知りになった方など、普段ご近所と認識していなかった所からいらっしゃって、わたしたちの知らなかった義母の話を聞かせてくださいました。
義母は人にふるまうことが大好きだったので、葬儀にご近所の方々が来てくださったことを喜んでくれていると思います。本当に義母には何もしてあげられなかったので、気休めですが、わたしには嬉しいことでした。ちょっと値の張るバスタオルの値段なんて、全体の価格からみれば微々たるものです。
葬儀の事前相談をおススメします

葬儀社の言うがままになってしまわないためにも、葬儀について複数の業者を調べて、見積もりも複数から取っておくことをおすすめします。葬儀の事前相談・見積もりです。家族の希望を聞いたり、じっくり話し合っておくことも大切でしょう。
ひと昔前までは、死に関する話題はタブー視される風潮がありましたが、今はそれらもオープンになってきています。より良い納得のいく葬儀のために、事前にしっかり準備をしていた方が良いと思います。
後日談ですが、義弟には葬儀をあげた葬儀社に知り合いがいて、そこを通すと割引が可能だったと話していました。葬儀社に伝手があるというだけで、安心な価格になっていたと思います。
他府県に在住と言ってご遺体の搬送の電話をかけたことから、県外の一見さんとみられ、ふっかけ対象になってしまったのかなと思います。地元の父はその葬儀社で違和感はなかったようです。
くららの更なる失敗

葬儀後から、安くて信頼できる葬儀社を決めておかなければならない、という思いをもつようになりました
互助会のセールス

【人相の悪い営業マンのイラストでごめんなさい。私のイメージの中で、葬儀関連の方にはマイナスな思いが先行してしまうので。大分誇張しています。】
そんな時にとびこみで互助会のセールスマンがやって来ました。義母の葬儀で嫌な思いをしたことを話すと、共感しながら聞いてくれ「それにしてもひどい。悪徳ですね」と。私の中に溜っていたうっぷんが晴れるような言葉を投げかけてくれました。
「うちは国の許可事業だから安心、安全で、良心的で明瞭です。積み立てなので家計にご負担をかけません」

突然の訪問販売(飛び込み営業)には、できるだけ関わらないことですね。
信頼して入会したが…
話を聞いて、ネットでいろいろと調べてから、1か月2,000円を10年間積み立てるコースに入会しました。義母が亡くなった10カ月後でした。
10年の満期を迎えたので、その後また調べるようになりました。10年一昔、核家族化や高齢化、コロナ禍を経て葬儀に対する考え方も変わりました。
互助会の積立金は葬儀費用の一部(基本料金)に充てられて、追加費用が発生することは知っていましたが、以前より割増しになった印象です。
互助会のシステムが今の時代に即していないように感じています。トラブル事例も多く報告されていて、互助会への過信は禁物だったなと反省しました。
最近は、テレビCMやインターネット広告を積極的に流す「ネット葬儀社」が、安い家族葬をうたっていますが、調べてみると何かとトラブルも多いようです。
自由に選べる時代になっていますが、「何を自分で選ぶか」がとても重要です。事前相談、見積もりなども利用して、事前に備えておくことをおすすめします。

今後葬儀について検討していこうと思っています。また、ブログにも記していければと思います。




コメント