帯状疱疹ワクチンの定期予防接種券が送られてきた
6月のある日、保健所から封書が届きました。

中には「帯状疱疹定期予防接種の案内」と「帯状疱疹定期予防接種券」が入っていました。令和7年度、2025年度中の接種の案内でした。


ワクチン接種どうしたものか?

帯状疱疹のワクチンがあることは知っていました。義母が帯状疱疹の辛い痛みで苦しんでいる姿をみていたので、帯状疱疹は高齢者を苦しめる厄介な病気であることも知っていました。(→義母が苦しんだ帯状疱疹 72時間以内の抗ウイルス薬)
ワクチン接種に疑念を抱いていた
新型コロナウィルスのワクチン接種で、39℃近い高熱が出たり、長期間身体の調子が悪くなったりと副反応が強かったので、ワクチン接種に向いていない体質だと感じていました。
また、新型コロナウィルスのワクチンを4回接種しましたが、本当に打つ必要があったのだろうか?と懐疑的に思うところもありました。
「どうしようか?」ネットで検索してみても、ピンときませんでした。
結局しばらく様子を見ようと、6月に帯状疱疹の定期接種券を受け取ったものの、そのままになっていました。
テレビで帯状疱疹ワクチンのCMが流れていた

10月にそのテレビCMに気づきました。一度気づいたら、放送される度に耳を傾けるようになりました。
わたしの見たテレビCMは、アナウンサーの武田真一さんがニュースキャスター風に、2025年から始まった帯状疱疹ワクチンの定期接種制度や対象者について解説され、相談を呼びかけていました。
65歳対象の2025年度内有効な帯状疱疹ワクチンの接種券を持っているので、「打つか打たないか、結論を出さなきゃあ」と思いました。
武田真一さんのテレビCMを検索したところ、GSKグラクソ・スミスクラインのホームページに辿りつきました。このサイトの説明が数字で具体的に表現されていてわかりやすかったです。
日本人成人の90%以上は、帯状疱疹の原因となるウイルスがすでに体内に潜んでいる可能性があり、50歳を過ぎると帯状疱疹の発症が増え始め、80歳までに約3人に1人が帯状疱疹を発症するといわれています。
帯状疱疹の症状には、通常、胸部、腹部または顔面などに痛みを伴う水疱やかゆみを伴う発疹が現れ、しばしば灼熱感、発赤、または刺すような痛みを伴うこともあります。さらに、発疹が消えた後、帯状疱疹後神経痛(PHN)という痛みが3カ月以上続くことがあります。PHNは、帯状疱疹の最も一般的な合併症です。
帯状疱疹という病名について、50歳以上の98%が認知している一方で、「自分が帯状疱疹を発症する可能性がある」と認識している人の割合は、いまだ30%程度にとどまっています。
80歳までに約3人に1人が帯状疱疹を発症する。
発疹が消えた後、帯状疱疹後神経痛(PHN)という痛みが3カ月以上続く。
帯状疱疹という病名について、50歳以上の98%が認知している一方で、「自分が帯状疱疹を発症する可能性がある」と認識している人の割合は、いまだ30%程度にとどまっている。
このサイトを読んで「受けようかな」という思いに傾いてきました。
ネット情報は「どこの誰が発信しているか」確認

帯状疱疹ワクチンの啓発活動を行っている「グラクソ・スミスクライン(GSK)」は、どんな会社なのか調べてみました。
「グラクソ・スミスクライン(GSK)」は、イギリス・ロンドンに本社を置く世界有数の規模を持つグローバル製薬企業。略称はGSK。
帯状疱疹ワクチンは2種類ありますが、有効性が高いといわれている「シングリックス」を開発・提供している会社でした。
わたしが見た帯状疱疹のTVCMも、主に製薬会社グラクソ・スミスクライン(GSK)が提供していることがわかりました。
今年は定期接種が始まった初年なので、1人でも多くの人に帯状疱疹ワクチンのことを知って欲しいと、企業として啓蒙活動をするのも当然だと思いました。

個人的な意見ですが、新型コロナウィルスのワクチンについては、パンデミックの中であっても、もう少し慎重に進めるべきだったと思っています。
「シングリックス」を、コロナのワクチンの時のように勢いで席巻していくことは危険だと思いました。海外の「シングリックス」状況について調べてみました。
海外でのシングリックス

シングリックスは欧米を中心に広く推奨されている
2017年10月にカナダと米国で承認されました。それ以降欧米を中心に広く推奨され、多くの国で公費助成があって、主流の帯状疱疹ワクチンとなっているようです。
10年以上の長期的な有効性が示され、免疫不全者にも接種可能な唯一のワクチンとして市場が成長し、すでに生ワクチン(ゾスタバックス)は供給停止・販売撤回が進んで、シングリックスへ移行していっている程、信頼性が高いことがわかりました。
世界の帯状疱疹ワクチン市場は拡大傾向にあり、その中でシングリックスは主要な役割を担っていて、世界的に帯状疱疹予防のスタンダードになっているようです。
他社の帯状疱疹ワクチン状況は?
効果が高く世界的に推奨されている「不活化(非生)ワクチン」は、依然としてGSK社のシングリックスが世界市場でもほぼ独占的な立場にあるようです。
シングリックスの独占状態に対抗するため、複数の大手製薬会社が次世代ワクチンの開発を進めています。
・ファイザー/ビオンテック: mRNA技術を用いた帯状疱疹ワクチンを開発中。
・モデルナ: mRNA技術を用いたワクチン(開発コード:mRNA-1468)の臨床試験中。
2つは、シングリックス(組換えタンパク質)とは異なる新しい仕組み(mRNA)のワクチンですが、2026年時点でも、シングリックスに代わる標準的な選択肢として世界中で広く普及している段階には至っていないようです。
欧米での推奨・助成状況
接種推奨: アメリカ、カナダ、イギリス、ドイツ、イタリア、スペイン、スイス、オランダなど。
公費助成: アメリカ、カナダ、ドイツ、イタリア、スペイン、スイスの6カ国では、国や地域で公費助成が実施されているようです。(2025年以前のものを調べた結果です)
海外でシングリックスの普及が爆発的には進まないのは、価格の高さにあるようです。高い予防効果が評価されている一方で、高額な費用が、特に高齢者層にとって大きな経済的負担となり接種を断念するケースが多くなってしまうようです。
費用が大きな障壁となっているため、世界各地で公費助成の充実が待たれています。
日本では
日本では、2018年に承認され、2020年から販売が開始されました。定期接種化については議論が進んで、2025年度から65歳対象を中心に(5歳刻み)定期接種が始まりました。
日本での定期接種は、【生ワクチン】と【シングリックス】のどちらかを選ぶことになっています。

シングリックスが、信頼できるものだとわかりました。
【生ワクチン】と【シングリックス】のどちらかを選ぶか?

欧米の帯状疱疹ワクチンの状況を調べている中で、生ワクチン(ゾスタバックス)は供給停止・販売撤回が進んで、シングリックスへ移行していっていることを知りました。
海外で使用されている生ワクチン・ゾスタバックスは、日本で使用されている生ワクチン・ビケンと、ほぼ同じワクチンとされています。

海外で生ワクチンの供給停止・販売撤回が進んでいる中、今生ワクチン・ビケンを選ぶことは良い選択とは言えません。
ビケンとシングリックスでは、書かれているように効果の持続性が違います。シングリックスは2回接種しなければなりませんが、10年後も7割効果が持続できます。ビケンは5年後で4割、10年後は無しです。

効果の持続性では、シングリックス一択ですね。

くららの自治体では、【4,000円のビケン】と【2回でトータル22,000円のシングリックス】と、価格の差が大きかったです。しかし定期接種では、自己負担額と同じ額の助成があったので、定期接種でシングリックスを選択することにしました。(自治体によって、定期接種の価格も助成額も違います。)


定期接種対象が5歳刻みになっているため、今回接種しなくても、5年後に接種可能と勘違いされる方もいますが、定期接種の機会は生涯1度だけです。接種券が送られてきた年度に接種しなければ、半額程助成のある定期接種は受けられません。注意してください。

シングリックスは2カ月あけて2回接種する必要があります。年度内の3月31日までに2回目の接種を終えるためには、遅くても1月31日までに1回目を接種する必要があります。余裕をもって接種してください。





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